2014年

7月

23日

腰~痛みを自分で治す方法と日常生活での注意点

≪腰~痛みを自分で治す方法と日常生活での注意点≫

 腰痛でお悩みの方は非常に多く、日本有訴率第1位となっており、全体の約8割以上の方が悩みを抱えています。腰痛の悩みにおいては、長時間座っている時や起床時起き上がる時に痛みを感じるなどの訴えが多いですが、エックス線検査などの画像診断に異常がみられない場合は基本的に疾患として認められず、原因も特定できずに、「腰痛症」として放置状態になっているのが現状です。そのため、普段の日常生活の中で意識することがとても大切であり、自分で痛みを改善していくことが必要になってきます。

 

●腰痛の原因●

  ・運動不足による筋力低下
  ・骨格の歪みによる柔軟性の低下
  ・長時間の不良姿勢によるもの(座っている姿勢・立っている姿勢)
  ・日常生活での、腰に負担をかける悪い動作(中腰で荷物を持ち上げる、不良姿勢での台所

   仕事など)
  ・骨盤の歪みによるもの(骨盤の前傾傾向など)
  ・坐骨神経痛
  ・圧迫骨折
  ・カルシウム不足
  ・無理なダイエットによる栄養不足
  ・精神的ストレスによるもの
  ・体重増加による体型の変化(肥満体型など)
  ・椎間板や関節、靭帯の劣化
  ・大動脈に関係する疾患
  ・整形外科的疾患によるもの(椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など)
  ・婦人科からくるもの(ホルモン分泌、子宮や卵巣など)

 

腰痛の原因にはこのように様々なものがありますが、これは腰の構造にもつながっております。

 

※腰の構造について

 背骨(脊椎)は、横からみると、緩やかなS字カーブを描いています。このカーブがあることによって、上半身の重さが前後に分散されて、腰の負担を軽くしています。一方、脊椎の腰の部分は「腰痛」と呼ばれる5つの椎骨というもので構成されているのですが、この腰椎を含めた脊椎全体を支えているのが筋肉です。脊椎を主に支えているのは、腰椎の前にある「腹筋」と、腰椎の後ろにある「背筋」です。腹筋と背筋が、腰椎をしっかり支えて安定させることで、脊椎のS字カーブを維持しています。それが、老化が始まって運動不足などになってくると、筋肉が弱くなってしまい、やがて脊椎を支えきれなくなり、姿勢が悪くなります。そうなると、姿勢が悪くなり、筋肉が緊張し、コリや痛みが現れて、結果的に筋肉を使わなくなって衰えるという悪循環につながっていってしまうのです。
さらに、体を動かさないでいると、筋肉が硬くなり、腰回りの柔軟性がなくなって、可動域(動かせる範囲)が狭くなります。そうなると、腰を少し動かしただけでも可動域に限界に達して、痛みが生じるのです。

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2014年

7月

11日

肩~痛みを自分で治す方法と日常生活の注意点

 

≪肩~痛みを自分で治す方法と日常生活での注意点≫

 

 

現代人に多い共通の悩みである「肩こり」とは、生活習慣だけでなく、意外な病気とも関係しており、肩こりについて正しい知識を知り、ご自分に合った対処法で体を改善していくことが大事です!!

 

 

 

●「肩こり」はなぜ起こるのか?●

 

 

  肩こりの原因は、同じ姿勢の保持・腕や手の使いすぎ・首や肩の冷えなど様々です。こうした原因で肩の筋肉の緊張(収縮した状態)が続くと、筋肉が血管を圧迫して血液循環が悪くなり、血液によって運ばれる酸素や栄養分が不足しがちになります。さらに、筋肉を使うことでできる老廃物が血行不良により除去されにくくなり、やがてコリや痛みなどの不快感は筋肉を収縮させるため、ますます血液循環が悪化し、悪循環が続いてしまうのです。

 

  肩周辺だけでなく、全身の血液循環の悪化も肩こりの原因になります。体の左右どちらかに偏った動作は"体の歪み"を生み、血行不良につながるため、いつも同じ腕や肩で荷物を持っていないかなど、日常生活での動作を見直してみて下さい。強いストレスも自然に肩に力が入り、血液循環を悪くする一因です。お仕事中でも息抜きの時間を入れてあげて、リラックスを心がけてみましょう。

 

 

 

 ※肩こりのメカニズム

 

 1.長時間の同じ姿勢の保持などで筋肉が収縮し、血管を圧迫します。

 

 2.そうなると、酸素や栄養分が不足し、老廃物がたまります。

 

 3.その結果、末梢神経が刺激されて脳は痛みの信号を感じ取り、交感神経が緊張すると同時に筋肉の緊張を増長していき、放置することによってコリや痛みになります。

 

 

 

●自分でできる解消方法●

 

 

<体操で肩をリラックスさせる>

 

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