五十肩①

 五十肩は、肩こりと混同されることがありますが、肩こりは首から肩にかけて痛みが出るのに対し、五十肩は肩から腕にかけて発症します。40代で発症すると四十肩と言われることがありますが、40代から50代で発症する肩関節周囲炎の一つが五十肩です。五十肩は、肩関節周辺の筋肉と骨をつなぐ「腱板」の老化によって、弾力性が衰え傷つきやすくなり炎症が起きることが原因で、動きが悪くなっていくと考えられています。

 症状は、ある日突然の場合、徐々に起こってくる場合があります。腕を動かすと強く痛む、痛みのため腕を後ろに回せない、頭に手が届かないなど日常生活にも支障が出てきます。いずれも痛みが出ている間は安静にすることが大事です。2,3週間ほどで炎症がひいてきますので、治まったら無理のない範囲で徐々に動かすようにしましょう。動かさないままでいると回復が遅れたり、関節が固まって動かせなくなることもあります。